同じ製品でも、導入を決める人と日々使う人ではAIに尋ねる質問が異なります。ペルソナ別分析では、顧客像をプロンプトに結び付け、対象者ごとの可視性や引用の違いを確認できます。どの顧客課題への説明を深めるべきかを考えるための比較軸です。
- 役割・目標・課題から顧客像を定義
- 一つの質問に複数ペルソナを割り当て
- 顧客像ごとの可視性・シェア・引用を比較
分析に使う顧客像を定義する
ペルソナは、質問が誰に向けたものかを表します。名前に加え、説明、役職、業界、所在地、目標、課題などを整理できます。作成時に必須なのは名前です。
| 項目 | 記述の例 |
|---|---|
| 役割 | 18人のチームを管理するカスタマーサクセス責任者 |
| 目標 | 面談や日常の成果を、評価前に整理したい |
| 課題 | 面談メモが複数のツールに散らばっている |
これは設定例です。単に「管理職」とするより、何を決めようとしている人かが分かる説明にすると、質問との対応を判断しやすくなります。
プロンプトに割り当てる
- ペルソナ一覧で顧客像を作成します。
- プロンプト一覧のペルソナ欄を開きます。
- 名前で検索し、該当するペルソナを選びます。
- 質問の対象者に合っているかを、詳細のプレビューで確認します。
一つの質問に複数のペルソナを割り当てられます。選択はその都度保存され、選択済みの項目をもう一度選ぶと割り当てを外せます。割り当ての解除は、ペルソナ自体の削除とは異なります。
顧客像ごとに結果を比較する
ペルソナ別の分析では、表示率、シェア・オブ・ボイス、平均掲載順位、被引用割合、センチメントを確認できます。自社と比較ブランドを並べ、対象者による違いを調べます。
たとえば「導入責任者」と「現場担当者」で差がある場合、それぞれに割り当てた質問を確認します。価格・導入手順・日々の操作など、求めている情報が違わないかを回答と照合します。
まず同じ期間で比較し、差が大きいペルソナの質問と回答を読みます。数値を顧客像の性質として断定せず、その質問群で観測された結果として扱います。
割り当てと質問本文の関係
ペルソナを作成しても、質問への割り当てや本文の書き換えは自動では行われません。誰に向けた質問かを、実際の文面と合わせて確認してください。
複数ペルソナを持つ質問は、複数の分析グループに関わります。グループ同士が完全に独立した標本だと考えず、共通する質問があるかを確認します。
取得できていない値を0と読み替えず、回答数やデータの状態を確認します。ペルソナの比較は、実際の顧客がその質問をした件数を表すものではありません。

